11月下旬の日記で「雪にはならないで済んでいる」などと呟いたなら、
    その翌日には本降りで町中真っ白に覆われるのが北海道なのであった。

    12月中旬の今、週間天気予報はついに半笑いの雪だるまで埋め尽くされ、
    何やら-7℃などというホラーチックな数字も目につく。かくなる上は、
    雪だるまと共に半笑いになるしかないのか。

    しかしながら、なんだかんだ言っても、自分は雪は好きみたいだ。
    水分が少なくさらっとした白雪が積もった様は、まるで新種の砂が出現した
    ようにも見え、本当に麗しい。
    白という色がこんなに鮮やかに感じられたことは、かつてなかった。
    ぜひ、一度は綺麗な写真を撮ってみたい。




> 日記・雑記帖 > 過去日記 > 2010年12月

 



 
 
 
 
 
 
 


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 



 
 
 
 
 
 
 



 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



    ●
2010年12月(師走)


     31日(金)


     
24日、札幌駅付近の大通公園にて。
      壮大なイルミネーションの群れが、雪で覆われた夜を華やかに彩っていました。

      

      この宵の冷え込みは凄まじいものがあり、手袋の中の指がもげんばかりに痛くて堪らず、マイナスの
      世界ここに在りを痛感したのでした。

      

      そんな中、カメラマンをしている我が相棒が、たくさん写真を撮ってくれました。
      激痛に耐えながらシャッターを切る人と、寒さに震えながら笑顔になってみる人の図。

      

      私自身もデジタルカメラを持ち歩いて色々と激写するのは好きなのですが、そもそも夜景を上手に
      撮れた試しもなく・・・やはり差は歴然。すべてお任せしました。

      

      かねてより北の冬らしい雰囲気をご紹介できればといつも考えておりましたので、うってつけの
      機会が訪れ、私個人としてとても嬉しい気持ちです。

      

      寒さは苦手とする者でも、この冴えた外気と雪がもたらす独特の空気感を味わえることは、特筆
      すべき経験のように思えます。

      

      気のせいか夜空の月も大きく見え、自然をより近くに感じる札幌の暮らしです。

 


      札幌で初めての冬を迎え、雪の降り方に新鮮な驚きがある。
      日中、太陽が出た晴れの空模様でも雪は降る。
      夜、月が綺麗でも雪は降る。
      何時なん時でも、雪は降る。

      雪道に残された犬の散歩跡。
      心なしか肉球テンポが速いのでは。
      足跡の持ち主の歓喜が目に浮かぶ。
      はしゃぐ肉球。躍る肉球。

      しかし、今や町中、雪道と言うより最早スケートリンクである。
      凍結により、つるつるのすべすべ。ある種羨むべき状態だ。
      ただ歩くだけでも運動になる。油断して力を抜くと、簡単になんちゃってスケーターと化すからだ。
      普段の道をゆく時には使わない筋肉に負荷がかかっていることを感じる。
      つい、道の端の、雪をしゃりしゃり踏みしめられる個所を選んで歩を進める。

 


      この寅年は、私的には大きな変化と共に駆け抜けた一年となりました。
      長年住み慣れた横浜を離れ、札幌に居を移すことは、自分にとっても仕事の観点から見ても、ある
      意味挑戦でした。
      変わらずこの小さな店を続けられた事実は、私にとって非常に大きく、ご利用下さる皆様には感謝の
      念が絶えません。本当に、ありがとうございました。

      年女だった私は少々寂しいような心持ちながら、うさぎにバトンを渡すことにいたします。
      もちろん、来年以降も引き続き真摯に店を営んで参ります。また、年末年始も相変わらず営業いた
      しておりますので、何かございましたらお気軽にお声をおかけいただければと存じます。

      どうぞ、心身共にあたたかな兎年の年始をお迎え下さい。


     12日(日)


      「オーダーメイドウェディングアイテム*芳名帳」 例63 を掲載いたしました。

      
      

      「結婚証明書例50」 の朱地金襴和紙を用いて作成するご希望をいただきました。
      他例のように表紙にタイトルや装飾はあしらわず、綴じ紐には「芳名帳例39」 のアレンジ例のように
      赤い紐と玉飾りをあわせるご要望がございました。

      また、同柄で色違いの冊子もご依頼いただきましたので、ご用意が可能であった茶地で誂え
      させていただきました。

 


      
「オーダーメイドウェディングアイテム*芳名帳」 例64 を掲載いたしました。

      
      

      「結婚証明書例48」 のデザインを基本に誂えるご希望をいただきました。


      平素より、新婦様のお着物のイメージにあわせてアイテムのご依頼をいただく機会が少なくありま
      せん。
      中でも「鶴」のモチーフは望まれることが多いのですが、こちらの冊子に用いている鶴の図案が
      入った友禅和紙は、やや渋い和の印象も手伝ってか、好んでいただけるようで非常に嬉しい限り
      です。

 


      
「オーダーメイドウェディングアイテム*芳名帳例12」 にアレンジ例を掲載いたしました。

 

帯部分の友禅和紙を、
「招待状セット1A(えんじ色に毬)」
に変更するご希望をいただきました。

 


 

 


      
「グリーティングカード*季節・行事ごとカード」クリスマスカード1 クリスマスカード2 を掲載いた
      しました。

      
      

      いずれも、封筒はやや大きめで15×20cmです。定形外サイズとなりますので予めご了承下さい。
      表紙には、「Merry Christmas」 「Wishing You A Wonderful Christmas」 と入っています。
      中身は、取り外し可能な和紙の中紙がセットになっています。

      
      

*  *  *

      凄まじく遅い時期ですが、新たにクリスマスカードを作らせていただきました。
      いずれも雪の結晶をモチーフに、すっきりとした印象のカードを目指しました。

      こちらのカードに用いている雪の結晶柄(白地にシルバー)の友禅和紙は、冬のウェディング
      アイテムにもぜひご指名いただければと思います。結婚証明書や芳名帳などの冊子に誂えても、
      きっと可愛いのではないかと存じます。

      

 

    
      
先月のある日、札幌市内にある大倉山に寄りました。
      まるで丑三つ時のようですが、これでも時刻はまだ18時くらい。
      寒さは、さほどでもありません。ほんのマイナス2℃ほどです・・・

      自家用車で高台に向かう途中、突然下方に広がる夜景が現れ視界を埋めた瞬間、「!!」と目を
      見開かずにはいられない美しさに圧倒されました。

      

      この宵は、月がそれはそれは異様に大きく優麗で、暗い幽玄の雲、人工の光の群れと相まって、
      幻惑的な光景を作り出していました。

      当然の如く天体は世界共通のものなのに、この日の月と雲の様子は、とても日本的な風情を擁する
      情景だと感じたのでした。


      展望台では、スキージャンプ台を初めて目の当たりにしました。
      見上げた途端、理屈抜きにスキージャンプの選手は尊敬に値することを理解しました。
      思ったより遥かに高い位置に存在するスタート地点。角度が鋭い道のり。
      このような雪の場所をスキーを履いて猛スピードで滑り降り、挙句の果てには思い切りジャンプして
      着地するなど、想像するだけで迫力に呑み込まれそうでした。

      

 


      12月に入り、さすがに雪が降る機会が多くなってきた。
      積もると歩道と車道も全てが白で繋がった状態になるので、道が広く感じられることこの上ない。

      雪は「舞う」「流れてくる」「飛んでくる」といった表現が似合う状態で、衣服に付いても手でぱっと
      掃えるのが特徴だ。
      道行く皆さんを見遣れば、ほとんどの方が傘を差さないでゆく。私も、専ら上着のフード愛用で、
      雪対策のブーツを履き、ちゃっかり「いつものことですよね」みたいな顔して歩く。

      生まれも育ちも関東で、長年横浜に住んでいた私にとって、雪は新鮮に映る。
      思えば、近年積雪の様子などほとんど遭遇した覚えがなかったし、ほんの僅かちらりと落ちる雪
      ですら、すっかり珍しい事象となっていた。それなので、実は心が躍る部分は、結構あったりする。

      「まあ、一年目の冬はね」と、札幌の冬を初めて迎える私に不敵な笑みを浮かべる者あり。